* なお、ビジョナリークリニック®は、ユメオカ有限責任事業組合の登録商標です。
一般の方には知られていないことですが、今日本全国で歯科医院はコンビニの1 . 5倍あります。供給過多の現状に、保険制度の問題もあり歯科医院を取り巻く環境は厳しく、その多くは順風満帆とはいきません。
そしてそれらの状況を知っている歯科医師以外の業者やコンサルタントが、歯科医院の改革を謳い、それをチャンスだと捉えています。
私もその 1 人です。私は起業する 5 年前までの10年間主に営業を続けていました。
私にとって営業は楽しいものでした。なぜなら、本当は素晴らしいのに、まだその良さが知られていない商品なりサービスを「相手に主体性を持たせて、選択肢を与え納得して購入してもらう」という営業スタイルで行うことにとてもやりがいを感じるからです。
その経験から、まだその良さをしられていない世の中の商品・サービスを「見抜き、拡げ、伸ばし、加速する」ことをコンセプトに私は起業しました。
起業後、様々な業界のコンサルタントとして活動している中で、歯科業界に出会い、そしてのめり込んでいきました。
きっかけは、歯科のコンサルティングを通じて私はある驚きとショックを感じたこと。それはコンサルタントである私に、他の業界と異なり、常に“患者”という当事者になることを気付かせてくれました。
そのきっかけとは「自費診療」です。患者が治療費を全額負担する、保険がきかない治療です。
ある時から私は、医療の追求に真剣な医院の院長やスタッフにこうたずねました。
「あなたの大事な奥歯が虫歯になり治療する場合、自費にしますか保険にしますか?」 と。
ほとんどの人が「自費」を選択すると言います。一方でその医院の全患者さんに対する自費診療を受ける患者さんの割合(自費率)は10%以下です。
なんで歯のプロである医師は、自費がいいと思っているのに患者には勧めないのか?という思いと、今までの自分の歯に対する無知や誤解に改めて驚いたのです。そして、私が一患者としてこういうドクターに診て欲しいと思う人ほど地味な診療を追求し、患者さんにその思想がなかなか伝わってないことを実感させられました。
そしてそこには、私が10年間養ってきた営業スタイルが大いに活きるではないかと現場での検証を何度も積み重ねた結果、確信できたのです。
患者と歯科医師のギャップが埋まれば、患者は歯の健康に悩まされることが減るでしょう。それは人が美味しく食事をする楽しみを満喫し、歯の悩みから自信を失っている人の自信を回復することです。一方、歯科医院はお金と時間を得て、新たな技術・診断力向上により患者に還元することができます。この取り組みに私が参加できることは、両者のハッピー繋がると確信したのです。
今時代に振り回され、本来医療には遠い存在であるはずの小手先の技術やマーケティングに走る医院を目にします。そのような現状の中、私の“一患者”として、医療追求という医療人としての自信を大きくもって進んでいってほしいという願いが「ビジョナリークリニック」という言葉を生みました。
そのすべてを「ビジョナリークリニックって?」という本に込めました。
「ビジョナリークリニックって?」の第1章をPDFファイルにしていますので、こちらをご覧ください。
(なお、本をそのままスキャンした形ですので、スキャンが少しズレている
箇所があります。)
あいさつはじめに第1章 ビジョナリークリニックとは?患者の常識、歯科医師の常識患者は保険制度と自費制度の区別がつかない歯科医師の定説@自費を勧めれば患者は離れていく営業における正負の法則 一枚のレター作戦 歯科医師の定説A信頼関係が深まれば自費に繋がる患者が期待していること 歯科医師の定説B自費診療は高所得の患者しか興味がない自費診療とは価値観を内包している 自費診療が決まる時、決まらない時 歯科医師の定説C患者のニーズは治療期間の短期化わからないものからは逃げ出したい、それが人間 選択できる安心 |
|
(※)4章以降の詳細は省略させて頂いています。
(院長4人のインタビュー) |
東京都中野区の安藤歯科クリニック 安藤正遵院長宮城県仙台市の鹿島デンタルオフィス 山田芳広院長埼玉県さいたま市のしみずデンタルクリニック 清水裕之院長大阪府泉大津市のとしな歯科医院 年名淳院長 |
この書籍購入は、お取引されている歯科商店(ディーラー)さんからご購入できます。
その他、ネットでの購入は、楽天ブックスからです。